「人生にゃにゃにゃ」は、一見、動物愛護を謳った作品のように聞こえますが、実はタイトルのとおり、人間についての隠喩でもあります。

ニュースなどで頻繁に報道されているように、あまりにも悲惨な境遇下で亡くなられた、無力な幼い子供さんたちや、晩年になってから、絶望的な目に遭われている御高齢の方々に思いを寄せて、皆さんに是非聴いて頂きたい、という願いも含まれています。

また、不慮の理不尽な出来事に遭遇してしまった人々や生きものたちへ向けた、「人も犬も猫も、生まれてきたわれわれみんな、とにかく生きようよ」というメッセージも込めています。

お聴きになられた方々が、いわゆる、double meaning、triple meaningとして、それぞれに解釈して頂ければ、と思っています。

これまでには、
思いがけないこと　悔やみきれないこともあったけど
それは　今更どうにもならない
今も無情に遠ざかる　昔のこと。

それより、
今　この時を生きよう
悔やむ時間があるのなら、
今　この時を生きよう。

そんなメッセージを、楽曲に仕上げました。

「風凪」のイメージは、海風と山風が入れ替わる一瞬、
風も　波も　風景も鎮まっている様子です。