NHK「あさイチ」が注目するほどのスーパーフード

これまで注目されるどころか、漁師にとっては邪魔者扱いされていたアカモクですが、富山大学の林利光教授が日本薬学学会で発表した画期的な研究により、アカモクが持つ驚きの効果が注目されはじめました。

この研究に触発され、全国の大学や研究機関でアカモクの成分に対する研究が活発化すると、食品として他の食料よりも優れている点が明らかになっていきました。

その驚きの効果はテレビ業界で特集を組まれるほど！
NHKの人気番組「あさイチ」（2017年3月14日放送）では、スーパーフードとしてアカモクが取り上げられました。

アカモクの栄養素が他の海藻を圧倒！

実際にアカモクの凄さをご紹介しましょう。

NHKの人気番組「あさイチ」では、アカモクの紹介をこのようにしています。

カリウム、鉄、カルシウムが豊富

ワカメに比べ、「カリウム」が1.6倍、「鉄」が5.2倍、「カルシウム」が1.2倍も含まれている！
（中部大学の林京子客員教授の解説より）

フコキサンチンが豊富

「フコキサンチン」がワカメの2倍、昆布の6倍！
日本全国の海藻に含まれるフコキサンチンの量を調べたらアカモクが一番多かった。
（北海道大学の宮下和夫教授の解説より）

カリウムや鉄、カルシウムなどは聞いたことがあるかと思いますが、「フコキサンチン」という名前ははじめて聞いたという人も多いのではないでしょうか？

「フコキサンチン」とは？

フキキサンチンとは、ポリフェノール（植物由来成分）の一種で、脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞の働きを高めるのだそうです。
（北海道大学の宮下和夫教授の解説より）

ですので、「フコキサンチン」を多く摂取することは、ダイエットとしてはオススメなんです。 宮下教授によると、アカモクは1日に10グラム程度食べると効果があがるとのことです。

アカモクのネバネバの正体とは…

アカモクは、手に取るとネバネバしています。
この粘りの成分は「フコダイン」というものです。

アカモクのフコダインを研究している中部大学の林京子客員教授によると

林京子客員教授「花粉症のマウスにアカモクの煮汁を3日間飲ませたところ、症状の程度が3分の1にまで軽減しました。フコダインが腸の粘膜を刺激して免疫力を高め、アレルギー症状を緩和するのです。まだ動物実験の段階ですが、これほど花粉症の症状を軽くする食品はありません。人間でも１日あたり、乾燥のアカモク0.3グラムを食べ続けることで、効果が期待できると考えられます」
（NHK「あさイチ」より）

つまり、アカモクは花粉症がひどくて悩んでいる人にもオススメの食材なんです。