愛南フルーツは、1998年に父が1haほどの園地で柑橘栽培をはじめたのがはじまりです（法人化は2019年1月）。

愛南町は高齢化が進んでおり、このままでは農家を継いでくれる人もおらず、農地や畑が荒れていってしまう…。
自分たちが育った町がそのような状況であることを知り、勤めていた会社を辞め、2012年、父の跡を継ぎました。

はじめは知識ゼロからのスタート。
人によって考え方、やり方が違ったり、迷うことも多くありましたが、まずはいろんな考えを聞いて受け入れ、自分なりに咀嚼して一つ一つ試行錯誤を繰り返していきました。

品質にこだわり、除草剤をほとんど使っていませんので、草刈りが遅れると柑橘に傷がついたり、病害虫による被害が出てしまいます。

また、2018年の西日本豪雨では、園地の一部が崩れて、育ててきた木々が流されてしまう被害にもあいました。
それでも、愛南町の柑橘の力を信じ、みなさんのご協力をいただきながら復旧を進めて参りました。

そのおかげもあってか、徐々に認められるようになり、東京、大阪、東北の大手スーパーチェーンからお声がけをいただいたり、愛媛県が発行する「えひめが誇るすご味」にも選定していただけるまでになりました。

栽培には手間暇かかりますが、少しでも多くの方に愛南フルーツの柑橘を味わっていただきたいと思います。